松江絵葉書ミュージアムTOP>>松江市全景>>松江皆美館ヨリ湖水ヲ望ム(四枚組)
松江皆美館ヨリ湖水ヲ望ム(四枚組)
大橋北詰の料理旅館の皆美館より第16代松江大橋、宍道湖、嫁が島を望んだ四枚組のパノラマである。
当時の情景がワイドな画面でよみがえる撮影である。四枚は続いた絵葉書ではなく一枚ずつ分かれている。
大橋下の宍道湖航路西桟橋が写り、籠の鼻はまだ道路がなく埋め立てられておらず、八軒屋町、白潟本町、魚町の家並みがよく分かる。
皆美館は明治21年開業、明治・大正・昭和と多くの文人墨客(芥川龍之介、島崎藤村、川端康成、与謝野晶子、志賀直哉など)が宿泊した老舗です。
こうした文化人が宍道湖の夕景に魅せられ、絶賛したといわれ、小説、随筆、絵画などに松江を描いています。
おそらくこの絵葉書に写る宍道湖風景を眺めたものと推察されます。
【年代】 大正7年〜昭和7年 【発行】 園山清商店発行
当サイトに掲載の画像・文章等全ての内容については、著作権で保護されています。
転載・改変、また画像の保存、二次利用など許可なく利用することを禁じます。