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宍道湖畔袖師ヶ浦の下り列車
明治42年11月に松江より西に鉄道が開通した。
宍道湖に面した袖師ヶ浦の列車風景で、右側は円成寺の山である。
鉄道開通以前の袖師ヶ浦は風光明媚な名所として、多くの絵葉書が発行されていました。
鉄道を通すにあたり山を切り崩したため、風致を損なったと当時の記録にはあります。
鉄道は当時の近代文化の象徴でもあり、致し方なかったのでしょう。
緩やかなカーブを列車が進行する場所であり、良い話ではありませんが自殺の名所でもあったと伝えられています。
現在は、袖師町、卸団地として、沿岸も埋め立てられ、松江警察署などの建物があります。
【年代】 明治42年〜45年 【発行】 今岡商店発行
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