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松崎水亭より出雲富士を望む

松崎水亭より出雲富士を望む

松崎水亭は当時松江随一の料亭で、現在の松江市役所の位置にあった。

現在の玉造温泉の「松の湯」はその後継にあたる。
大橋側河口〜天神遊園方面に向けての撮影である。

大橋川には第15代大橋のトラス橋が見える。
左側の森は須衛都久神社の森、大山(出雲富士)は白描して示し、その下に天神の森、手前に湿地帯が広がり、人の様子からも全体として宍道湖が歩けるほどに浅い所が拡がっているのがわかる。

末次、白潟の埋め立てが大正初期であることから、埋め立て以前の明治の様子であることがわかる。

【年代】 明治40年〜45年  【発行】 今岡商店発行 絵葉書用ガラス乾板