嫁ヶ島より袖師ヶ浦を望む暁の景

嫁が島より撮影した絵葉書である。
袖師から背景の嵩山が見える。まだ護岸整備の如泥石も見られず、一面の湿地が広がっている。

島の整地が始まってないので、同じ位置から撮影した「天神遊園を望む」絵葉書よりも以前の撮影であることがわかる。

明治４１年島根縣遊覧案内には以下のように紹介している。
「宍道湖の小島にして、袖師ヶ浦の前面にあり、青松水に望みて、天女祠畔夜々、颯々（さつさつ）の音を聴くの邊、扁舟（へんしゅう）を泛（うか）べて、納涼するに適す」
遊覧案内にも嫁が島の写真があるが、まだ如泥石などの整備は行われておらず、鳥居は２本、松が一株だけである。

【年代】 明治４０年〜４５年　　【発行】 今岡商店発行

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