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月下の嫁ヶ島(宍道湖)

月下の嫁ヶ島(宍道湖)

大正15年11月21日遊覧紀念のスタンプが付いた絵葉書です。
松江の人にとって嫁が島はなんと言っても一番の名所、誇りであり、絵葉書も色々なパターンで多数発行されています。

嫁が島は浜乃木1番地であり、弁天様を祀る竹生島神社でもあります。
嫁が島には松がたくさんあるものと思う方が多いが、昔は一株あるのみであった。
明治23年の小泉八雲の記述にも、低く狭い帯のような島だが、老松1本と祠があり西洋の松と違い節だらけのねじれた格好であると記されている。

その後灯篭や鳥居が寄贈され、昭和に入り松が植えられて現在のような彩になりました。
昭和10年、総理の若槻礼次郎が帰郷した時に、郷土へのお礼にと島に数十本の松を寄贈した。
この松が育ち、現在のような松の森のような嫁が島を形成してきたのです。

【年代】 大正15年  【発行】 今岡商店発行