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湖上嫁ヶ島より天神遊園を望む

湖上嫁ヶ島より天神遊園を望む

嫁が島にて撮影された絵葉書で東方を見ている風景である。
右に袖師ヶ浦、遠方に嵩山、左側遠方が天神遊園、天神の森である。

当時、白潟天満宮の裏は天神遊園と呼ばれる歓楽街であった。
嫁が島は石と鳥居があり、建立からまもないと推定され、鳥居の上には多数の石が積まれている。

島は如泥石(じょでいいし)で取り囲まれ、右側を見ると2段に積んであるのがわかる。
如泥石とは、来待石を加工した石臼のような形のもので江戸時代より護岸整備として設置されたものです。
今で言えばテトラポットです。名工、小林如泥の考案とされることから、その名を冠しています。

全体に湿地で岩がごろごろしていて整備中であるのがわかる。
天神の森の右側に幸町の島谷鋳物工場の建物が小さく見える。

【年代】 明治40年〜大正6年  【発行】 今岡商店発行