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松江大橋(第15代)

松江大橋(第15代)

明治24年3月に完成した第15代松江大橋である。
当時の松江市長は福岡世徳、工事費用は12340円であった。

文明開化の時代であり、鉄脚・鉄桁・白ペンキ塗装のトラス橋であった。
珍形な大橋として市民の評判が悪かった。

トラス橋とは、桁部分にトラス構造を使い、細長い部材を三角形に繋いで、それを繰り返して桁を構成する。

小泉八雲が明治23年8月松江に来た時は、15台大橋の架橋中であった。

明治24年11月に熊本に行くまではこの橋を渡ったことになる。
24年3月の渡り初めについても記述が残されている。

これは手彩色絵葉書であり、明治40年5月29日皇太子殿下山陰道行啓紀念のスタンプがある。
大橋北詰より南を見た様子で、看板・梯子などから推定すると東宮殿下をお迎えする準備かもしれない。

【年代】 明治40年5月29日 【発行】 林聽天堂発行