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松江大橋竣工記念絵葉書(第17代)


第17代松江大橋の起工式は10年12月2日に行われた。
地盤はきわめて悪く水深も深く水流も速い、科学的進歩があるとはいえ、20世紀の架橋工事も決して容易なものではなかった。
橋から岩盤まで掘り下げて永久橋になったが、工事に当たった深田技師の尊い殉職があった。
昭和12年10月18日17代松江大橋の竣工式が行われた。
これは竣工記念のセットで、出来上がったばかりの大橋であり、人物は一人も写っていない。
当日は市内7つの小学校の生徒が「渡り初めの歌」を合唱、その後に児玉知事、石倉市長が渡り初めをした。
総工費36万円、昭和9年完成の新大橋と同じ工費である。
この年、7月には日支事変の始まりを受け松江63連隊が中国に出動するなど激動の時代であった。
【年代】 昭和12年10月18 【発行】 今岡商店発行
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