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大橋川の夜景(第15代松江大橋)

大橋川の夜景(第15代松江大橋)

第15代松江大橋(トラス橋)を下流から見ていて、船上からの撮影と推定される。

左側の船は和田見の港、橋の右上は電信局、背景右端に原田の時計塔がある。
電信局開設が明治43年であり、明治44年には16代大橋が出来ていることからこの間の時代である。

15代松江大橋よりの眺望が明治41年の島根縣遊覧案内に記してある。
「試みに、欄によりて、湖山の眺望を恣(ほしいまま)にせんか。
西方、満幅の風帆、矢のごとく飛び去りて、四手網を張れる漁舟、釣りを垂れる小艇は
橋下に横たわり、嫁が島の青松は、さながら名工の墨絵を繙(ひもと)きたるが如く
西南はるかに、郡峰を描きて、東方高く、千古の白雪を戴ける出雲富士の絶景。凡筆のつくすべきにあらず、まさに山陰第一の勝景たるに恥じずというべし。」

【年代】 明治43年〜44年 【発行】 今岡商店発行