北堀橋開通記念

北堀橋開通記念

北堀橋の開通記念2枚組みの1枚である。
宝暦年代(1753年)の城下町に橋が40あったようでその中のひとつである。

橋の長さ16間4尺、幅2間と記録にある。
松江城と武家屋敷を結ぶ重要な橋であった。

また鉄道開通後、明治・大正の文豪たちが松江を訪れて異口同音に口にしているのが、水の都を作り出しているすばらしい景観であった。

芥川龍之介の松江印象記にはこう書いてある「松江に来て、まず自分の心を惹いたものは、この市を縦横に貫いている川の水とその川に架けられた多くの木造の橋とであった。」大正7年6月4日のスタンプがあり、新装された様子である。

第15代松江大橋の儀宝珠が北堀橋に使用されたとの記録があるので、この儀宝珠は大橋のものかと推定される。

【年代】 大正7年6月4日 【発行】 大野絵葉書店発行