大橋川と出雲富士

大橋川と出雲富士

大橋のあたりより初代新大橋とその先の下流を見ている。

新大橋の位置は第2代より上流側に架けられていて、その先に売布神社の森が見える。
橋の向こう側では浚渫工事中らしく、川が大きく広がっているのが注目される。
左側は現在の東本町の蔵などである。

道路はまだなく、昭和6年の大火の後で道路が整備される。
同じ構図の道路が出来てからの絵葉書も発行されている。

晴天時に大橋より東を望むと【伯耆大山】が見える。
松江地方では出雲富士と呼び山の美しさをたたえた。
全国各地にあるご当地富士である。

絵葉書でも出雲富士を写したものは多く見受けられる。
山の形が多少不自然に見えるのは、見栄えのするように写真加工(白く描く)してあるからである。

【年代】 大正7年〜昭和7年 【発行】 今岡商店発行