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大橋川より望む嵩山の残雪

大橋川より望む嵩山の残雪

大橋川の下流に大型の蒸気船、帆船が航行しています。
嵩山が正面に見え、馬潟港に近い所と思われます。

川の真ん中に船止めの杭があり、小さな渡し舟に乗っている人々が写っています。

松江市は大橋川を経由して、中海・境港に出られるなど、地理的条件から言えば水運に恵まれています。
しかし大橋川は非常に川底が浅くて大型の船が通れないのが難点でした。

明治39年に、松江市は一部浚渫に着手し外交航路の500トン級の船が、馬潟港に入れるようになりました。
明治38年4月境港―舞鶴間に阪鶴丸連絡船が就航した。

午後4時に境港を出ると、翌朝舞鶴に付き、鉄道で大阪に午後3時頃に着きました。
下関航路では、3泊4日かかったものが丸1日短縮されました。

松江までの延長を望む意見が多くなり、航路の浚渫と馬潟港の開設をすすめ、明治40年4月2日には、馬潟港に連絡船永田丸が初入港したのです。

【年代】 明治40年〜大正6年 【発行】 今岡商店発行