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東宮殿下山陰行啓紀念(其六)
東宮殿下行啓の警備に当たった鳥羽丸の大橋川での絵葉書である。
左側に写っている大きな船である。
今岡発行、山陰行啓紀念絵葉書6種の1枚であり、当時の山陰新聞広告に「乙種6枚組正価金拾七銭」と説明文が載っている。
5月19日の発売であるから東宮殿下が来られる3日前である。
25日の新聞には、松江大橋の様子として以下の記事がある。
昨夜には市内各町の湖上提灯行列が大々的に挙行された。
また宍道湖上には、午後7時一発の煙火の合図にて末次松崎水亭沖合に集合した約二百艘の音楽隊をのせた舟が繰り出した。
汽船10隻は軍艦に仮装して、1万5千個の灯りを付け嫁が島航路より西に繰り出した。
幾多の漁船・汽船も湯町沖合いより航路を経て大橋下に集結した。
万歳三唱の声は止まず、花火千本を打ち上げ、昨夜の人出は尋常ならざるもので湖岸は黒山の人だかりであった。
【年代】 明治40年5月19日 【発行】 今岡商店発行
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