亀田山千鳥城

松江城は亀田山にあり、千鳥城とも称された。
明治40年以前の千鳥城の絵葉書である。

前面にある蓮池（はすいけ）は見事なもので、当時の名所案内にも記述されている。

明治42年新築の県庁関係の絵葉書には必ずといってよいほど、蓮池の風景が共に写されている。

三の丸蓮池は明治４１年の島根県遊覧案内によると以下のように記述してある。
「城山公園の直下、三の丸付近の城濠は一面の蓮池にして、夏季に至れば紅蓮（ぐれん）、白蓮（びゃくれん）、蕾（つぼみ）を破りて清露（せいろ）珠を転ばし、暗香（あんこう）袂（たもと）を襲いて、清興いふべくもあらず。」

【年代】 明治33年〜39年　【発行】 今岡商店発行

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