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松江城天主閣
明治40年、東宮殿下が松江に来られたときの記念絵葉書の1枚である。
裏にこの日のスタンプが押してある。
現在とそれほど変化はないように思える場所である。
松江城は松江藩主堀尾吉晴が築城した。
天守閣は慶長15年(1610年)の竣工である。
五層六階の望楼式複合天守閣で天正初期の古い建築様式を伝えている。
昭和10年に国宝になったが、戦後は重要文化財に格下げされた。
現在国宝指定の運動が松江市民で盛り上がっている。
ちなみに戦前の絵葉書は「天守閣」でなく「天主閣」となっている。
牛蒡積(ごぼうずみ)の石垣、実践的装備、突き上げ扉、木造化粧造り鎧下見張り鯱鉾(しゃちほこ)、鬼瓦などの特徴がある。
【年代】 明治40年5月29日 【発行】 林聽天堂発行
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