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松江城二の丸口新築御馬車道の景
東宮殿下は境港から米子、松江へと馬車で来られた。
明治40年にはまだ米子―松江には鉄道がない時代である。
また沿道の奉迎に答えられるのには便利であったことにもよる。
4騎の近衛騎兵を先頭に、お召し馬車はじめ4台の馬車、これに東郷大将はじめお供や地元高官の人力車が延々と続いた。
合計37頭の馬で、全長1キロメートルにも及び、沿道には20万人の人々と当時の新聞にある。
宿舎である二の丸、御座所に馬車が上がるようにするために、正面石段を埋めて大手前よりスロープが作られた。
この絵葉書が新築の馬車道の様子である。
絵葉書の裏に行啓紀念スタンプが押してある。
【年代】 明治40年5月22日 【発行】 今岡商店発行
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