城山公園の櫻花

城山公園の櫻花

明治末頃、二の丸の場所で「桜の馬場」と呼ばれた時代である。
明治以降、桜の名所となった。

絵描きの青年は絣の着物に下駄履きで、いかにも明治・大正時代の風俗をかもし出している。
カラーの絵葉書になっていて、色が不自然に見えるのは手彩色絵葉書だからである。

横浜・長崎は外国人が多く手彩色絵葉書が多いが松江はあまり発行されていない。

白黒の同じ絵葉書が明治40年〜大正6年の裏パターン(三分の一仕切り)にても発行されている。
おそらく明治末から大正にかけて写された写真を何回かにわたって、絵葉書に利用したと推察される。

【年代】 大正7年〜昭和7年 【発行】 今岡商店発行