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北堀北岸より望む城山の雪

北堀北岸より望む城山の雪

皇太子殿下山陰道行啓紀念のスタンプが押してある。
おそらく明治39年から40年にかけての冬、北堀橋周辺の雪景色であろう。
松江城を望む雪景色・樹木・舟は正に水墨画の景色のようで、松江らしさを感じさせる絵葉書である。

北堀町は江戸時代初期の地図にも「北堀」の地名が明記され、松江藩中級の藩士が移住する武家屋敷が配置されていた。

北堀橋の堀川沿いには、城出入りの御用商人の町屋、付近には寺社が配置されるなど城下町防衛の役割が与えられていた。

今でも城下町松江の歴史、伝統を感じさせてくれる景観が残っている地域である。

【年代】 明治40年5月22日 【発行】 今岡商店発行