天神川の鐵橋

天神川の鐵橋

天神川に掛かっていた鐵橋の絵葉書である。右に嫁が島、左側が円成寺山である。
山の下、汽車の後ろに見える建物が島谷鋳物工場です。煙突のようなものが建物の屋根にあります。

かつて出雲地方は全国有数の鐵の産地でありました。
延亭年間(1744年)松江市横浜町、円成寺山の東に松江藩公営の鋳物工場が出来ました。

藩の保護育成により、鍋・釜・釣鐘・燭台・大砲などの鐵や鋳物を盛んに製造するようになりました。

廃藩置県により、明治6年に民間に払い下げがあり、島谷理右衛門がこれを引継ぎ経営にあたりました。
この島谷鋳物工場は昭和40年代まで操業されていました。

【年代】 大正7年〜昭和7年 【発行】 今岡商店発行