松江地方裁判所

松江地方裁判所

島根県では、明治8年12月に島根県裁判所という名前で発足しました。

明治9年11月、和多見町善導寺内に松江裁判所と名称を変えて開庁され、出雲・石見・隠岐・伯耆・因幡を管轄しました。明治11年には雑賀町に移転、明治14年9月島根県から鳥取県が分かれ、現在の島根県を管轄するようになりました。

当時の新聞によると【裁判所は大繁盛にて日々訴訟人数百人出入りする】とあります。
さらに明治22年2月、現在の母衣町に庁舎を新築移転しました。この絵葉書の建物です。

この建物は旧藩大工職、馬場佐左衛門による和洋折衷の壮大な建物でした。
玄関には大きな門柱と扉があり、威厳のある風格でした。
子供たちが勉強に来ているのか、多数写っています。

【年代】 明治40年〜大正6年 【発行】 発行元不詳