八重垣神社の景

八重垣神社の景

松江の南方一里、大庭村佐草にあり。
維新以後割佐久佐神社を本殿に移し、八重垣神社を合殿とし、現今郷社に列せられている。
スサノオノミコト及び稲田姫を祀る。
古来、縁結びの神として青年男女の参詣者多く、境内に小池ありて、結縁に関する面白い伝説を在せり。
(明治41年島根県遊覧案内)

鉄道開通時の名所記念絵葉書の原版と思われる。
本殿は現在と異なっているが、狛犬は現在のものと同じです。
江戸中期に作製されたものと思われます。
現存最古の出雲式狛犬ともいわれる不思議な魅力を持った名狛犬です。

参拝の3人の少女であろうか。
当時の衣装、表情など100年前の様子が偲ばれる写真である。

【年代】 明治41年頃 【発行】 今岡商店発行 絵葉書用ガラス乾板