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天神川より出雲富士を望む雪中の景

天神川より出雲富士を望む雪中の景

鉄道開設前に天神橋の上より、大山方面を写した絵葉書です。
当時は雪が多く、風情ある雪中の景は絵葉書で多数発行されました。

今の天神川に比べ川幅が広いのが分かります。
天神川は、松江の橋南地区にある雑賀町・竪町と寺町・天神町との間を宍道湖から東に流れています。

この天神川は古い文献には【松江の渡り】という名前で記されています・松江藩では天神川を宍道湖の洪水時の排水口にしようと、治水工事の専門家を呼び川尻を南西に500メートルずらした新川を開きました。

明治45年に松江―出雲間鉄道開通した時、天神川に鉄橋が掛けられ、水の流れが橋脚によってさえぎられたため砂利がたまり環境が悪くなりました。

【年代】 明治40年〜45年【発行】 今岡商店発行 絵葉書用ガラス乾板