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宍道湖四手網の景
東宮殿下宍道湖御遊覧における余興の様子である。
殿下は堂形町の享楽亭から御座舟にて湖上へ漕ぎ出し、当日午後3時ごろ宍道湖の漁師が、灘町・堂形裏・茶町裏・大橋の諸方面より投網十艘、曳網(ひきあみ)を10艘繰り出して二艘を組として湖心に写る獲魚の壮観を楽しまれた。
東郷大将も御座舟に召され、殿下には大将を仮に「湖上水師提督」として思し召したいとの要望を話された。
東郷大将は「湖上の指揮はやや困難」と苦笑されたとのことである。
この時に使用された舟は昭和20年頃まで城山天守閣内に展示してあったと記録にはある。
四手網がこれほど一斉に並ぶのは珍しく、この写真を使用して年賀状も作られている。
【年代】 明治40年5月25日 【発行】 今岡商店発行
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