床几山公園

床几山公園

「風景佳美なる床几山公園、園内に立つは若槻礼次郎の銅像」と絵葉書に記してある。
松江水郷美セットの1枚である。
この写真は絵葉書数種と観光パンフレットにも使用されている。

若槻は慶応2年松江市生まれ、明治25年東京帝国大学卒業、大蔵省に入省。
昭和1年・6年と2回にわたり内閣総理大臣を務めた。

松江に帰ると嫁が島に渡り酒宴を催し、「ここは人もこんし、電話もかからん、静かで良い」といって安らいだようです。

昭和10年には500円を寄付して、嫁が島に景観保存のため松を植えました。

昭和10年4月に銅像は建立されたが、惜しくも終戦前の金属供出により現在はない。

【年代】 昭和10年 【発行】 今岡商店発行